アトピーや化学物質過敏症など、ひと昔前にはなかった病気が現代人を苦しめています。実はその原因が我が家だった、というのが「シックハウス症候群」です。住宅用接着剤、塗料に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質は、体調不良や慢性病を引き起こします。新築の家ほど、化学物質の害が多いというのはおかしな話です。また、現代の住宅は密閉性が高いため湿気がこもり、結露しがちです。これがカビやダニの温床をつくり、アレルギー疾患などの原因となります。湿気の多い床下ではシロアリが家を痛めつけ、駆除用殺虫剤にも猛毒の危険性が・・・。さらに家電製品やパソコンが出す電磁波が健康に与える悪影響も、住環境の悪化に拍車をかけています。

空気中にはプラスとマイナス、2種類のイオンが存在しています。プラスイオン(疲労イオン)は酸化作用があり、マイナスイオン(元気イオン)は酸化された物を還元し、生命活動を強化します。自然な換気ができた昔の木の家には、常に空気中にマイナスイオンを取り込み、快適に保つ機能が備わっていました。ところが現代の住宅はわずかな空気も通らないような構造です。室内では電磁波や化学物質など、有害なプラスイオンの発生源が増え続けています。増えすぎたプラスイオンは体を酸性にして免疫力を低下させ、病気にかかりやすくさせます。また腐敗やカビの繁殖を促し、住宅そのものも蝕んでいきます。一方、家と住む人を活性化するマイナスイオンは、環境汚染とともにどんどん失われているのです。